顧客片想い度 No1企業へ
四国防災は、「安心提案企業」⇒ なので必要な時だけ、振り向いてもらえればいいんです。
防災対策の啓蒙・実践活動
防災用品の企画・販売
抗ウィルス対策工事の提案・施工
人が困ってる姿を見たくないから、「安心提案企業」になる
2011年3月11日の14:46は、自社内の別室で某現場の見積書を作成していました。
その数分後に、スタッフが大急ぎで私を呼びに来ました。
「大津波警報が発令されて、東北が既に大変なことになっています!」
当日予定されていた経営者団体の会合は中止されたので、以後の時間はずっと
TV画面の地元の海面状況の中継を凝視し続けたのを覚えています。
㈱庄の屋に影響は無かったのですが、その3カ月後に現地に派遣されて行きました。
その際に、津波で事務所も倉庫も車も流されたけど、泥に半分埋まった経営指針書を奇跡的に発見でき、それを見て再起していった経営者の方や、毎夜ろうそくの炎を見つめ続け「何もかも失くしたけど、俺には理念がある」と絶望の底から蘇った経営者に会って直接話すことが出来、自分の日々の経営姿勢の甘さを痛感しました。
それと共に脳に焼き付いているのは、献身的に作業に取り組む自衛隊の方々への地元の被災者からの敬意です。
人のために役に立つ、困った方を精一杯助ける、そんな姿が私自身の人生の視点を変える大きなきっかけになったのです。
その3年後の熊本大地震で、現地にボランティアで行かれた方の声を聴きました。
その方が行った避難所は、とにかくニオイがすごくて、トイレにもかなり困ったとの事
でした。「庄野さんのところ、トイレ関係に詳しいんなら何か方法ないか知らんの?」
そう言われて、ハッと思いだした光景がありました。浄化槽のマンホールをトイレにする「おくだけトイレ」は、そんな事がきっかけとなってできています。
日常業務で取り扱っているトイレを災害時用に水が無くても用が足せるように出来ないかと考え、何とかして自社でも役に立ちたいと考えて、製品化してきました。
そうこうするうちに共通の知人を介して、徳島県美馬郡つるぎ町にあります㈱四国防災の創業者である武岡 義博氏から、事業譲渡の依頼を受けることになります。
受け入れ体制や将来ビジョンを再三再四見つめ返して、2020年11月に引き継ぐことを決意いたしました。
創業者の思いを受け止め切れるか、その覚悟は後継者として今も常に試されていると思っています。
今回ホームページを刷新するにあたり、会社名の前に屋号を付けようと社内公募し、この「防災術の極(きわみ)」に決定いたしました。
相当に重いタイトルです。
生半可な内容では、許してくれないと思っています。
現時点ではまだスタート地点ですが、日々積み重ねていき、様々な角度から皆様のお役に立てるサイトにしていく所存です。
南海トラフ地震は今後30年間の間に70~80%、首都圏直下型地震もかなりの高確率で、しかも富士山噴火がいつ起きるのかも判りません。
ただ、事前対策をしておくことでその被害を何割かでも食い止め、立ち上がりを1日でも早めることが出来ます。
弊社が拠を構える徳島県は、ご存じの通り南海トラフの最前線に位置しているだけでなく、毎年のように台風が上陸地点として選んでくれています。
そんな危機感と共に毎日生活している地域から、自分ごととして捉えた防災術をこれから提案し、経営理念に則って進めて行きたいと思います。